訪れた地の周りを思いつくままに自由に散策するのが僕は好きだ日本では道に迷っても人に尋ねればいいのだけれど
しかし、海外の言葉がまったく通じない地での散策はとても危険だ
(画像をクリックすると大きな画像が見られます)
(この道をゆくとなにがあるのだろう?)
それでも僕は、思いつくままに地図の存在しない迷宮の奥の方へと入って行く
通る道をしっかりと記憶し、方角も頭に入れながら・・・
地図に載っていない寺院がチラホラと目についた
牙をむき出しにしたナーガ(龍)は、この辺りでは少ない
この寺院では、女神ナーントランニー像(写真右下)が守っていた↓
小さな像(写真左下)は人魚っぽいが、いったいなんだろう?
(地図に載っていない寺院)
この辺りの寺院は、どこも女神ナーントランニーが守護している
これもなにか、この土地に伝わる伝説のようなものに由来しているのか?
(地図に載っていない寺院)
もうそろそろ、この辺りで引き返そうと思った
そういえば、ここまで来る時に途中でコワい橋を渡ってきた
帰る時も、またそのコワい橋を渡らなければならない
それが、この橋↓
(カーン川に掛かる橋)
もの凄い爆音を響かせながらバイクで橋を行き交う人々
バイクでこの橋を渡るのもコワいだろうなと思うけれど
橋の歩道を歩くのも、相当にコワかった
(カーン川に掛かる橋の歩道)
所々緩んでいたり折れそうになっている板があって、そこを恐る恐る踏んで渡る
バイクが数台走り去る度に、橋全体がかなり揺れたりもする
ここでバンジーをしろと言われても、死んでも嫌だ
しかし橋を渡りきった時の爽快感が、実に気持ちよかったりもする
なにやら、これも恐怖を克服する修行の一環のような気もしたりして・・・
カーン川沿いにあるレストランに入って昼食をとる
タイのホワイトカレーのような味で美味しかった
(カーン川沿いにあるレストランで昼食)
夕方が近づいてくると、ナイトマーケットが徐々に賑やかになってくる
お土産にTシャツを何枚か買うと、後ろからポンポンと肩を叩かれ
「ウチの店にもちょっと覗きに来てください」みたいなことを言われる
スカーフやテーブルクロスや廊下敷きのような美しい織物を見て
僕は思わず「オゥー、ビューティフル!」
(ナイトマーケットでスカーフなどを売ってくれた店員さん)
思わず出てしまったその言葉を切っ掛けに
あれもこれも取り出してくる店員さん
あれもこれも買ってしまいそうで「うぅ〜ん」と首を傾げていると
「これをぜ〜んぶ買うと・・・」と言って計算機を取り出し50と打つ
「それがな〜んと・・・」と言って35と計算機に打つ
「ラッキー!」と言って微笑む店員さん
その笑顔にノックダウンしてしまって、僕はOKサインを出す
そのサインを見た他のお店のおばさんが「ねぇ〜ウチにも来て〜」と言う
「いやぁ〜ちょっと」と言うと、おばさんはラオス語でなにかを喋り始めるが
なにを言っているのかさっぱりわからない
「アイムソーリー、アイムソーリー」と僕が言うと
「ギャーハハハハハ、アイムソーリー、ギャーハハハハ」とおばさんは大笑い
買い物が終わって帰ろうとすると、「ジャストアモーメント」と声が掛かる
そして、いろいろ買ってくれたお礼にと「ゾウさんのキーホルダー」をもらう
僕はただ「サンキュー」とだけ言った
本当は涙が出るほど嬉しかったのだけれど・・・
いよいよ日本へ帰る時間が近づいてくると
突然、空に鳳凰が現れた
(鳳凰の形をした雲)
僕にはこの雲が鳳凰に見えた
雲は徐々に形を変えていき、ハートのマークになっていった
僕にはそう見えたのだ
天からのなにかのサインかと思った
(ハートの形に変化していく雲)
ホテルに戻る途中、下校する小学生の大群と鉢合わせしてしまった
道は子どもたちとその母親で溢れていて、道を塞いでしまっている
(下校する小学生と鉢合わせ)
この時を見計らったように、お菓子を売るお店が現れる
さっきここを通った時は、こんなお店は無かった筈
(小学生にお菓子を売るお店)
ホテルの前のベンチでガイドのトゥーさんを待つ
このホテルで飼われているのか?
度々見かけている内に、友達になった猫がいる↓
というか、友達になれた気がした
(ルアンパバーンのホテルで出会った猫ちゃん)
ルアンパバーン発ハノイ行きの飛行機が飛び立つのは19時半
その約2時間前に空港に到着
「よかったら日本にいらして下さい。」
そう言って、ガイドのトゥーさんにお礼を言って別れる
(お世話になったガイドのトゥーさん)
1番ゲートが開く頃には、もう外は暗くなっていた
機体から跳ね返ってくるライトがやけにまぶしい
8日間の長い旅路が終わろうとしている
(ルアンパバーン発ハノイ行きのプロペラ機)
ハノイで成田行きの飛行機に乗り換え、成田空港に着いたのが朝の7時半頃
成田の気温は11℃だと機内のアナウンスが伝えていた
飛行機を降りると、成田は冷たい雨が降っていた
ラオスのビエンチャンに着いた時の気温は41℃だった
ルアンパバーンに着いた時は31℃
流石に20〜30℃も違うと、なんだか変な気持ちになる
夏から冬へと逆戻りしてしまったみたいだ
桜はとうに散ってしまっていると思っていたが、京成電車の中から
雨に打たれている満開の桜を見た時には、地球はどうなってしまったのかと思った
約1週間ぶりに実家の家に帰って来て、家の懐かしい匂いを嗅ぐ
スーツケースから洗濯物を取り出し、荷物を整理し
それから買ってきたお土産を広げて確かめてみる
(ルアンパバーンで買ったお土産)
このゾウさんの織物は、ココ(我が家の猫)のお気に入りになってしまった↓
ソファーに掛けたら、そこで散々飛び回った後、そのまま寝てしまった
この織物はココにあげることにした
(ココのお気に入りになったゾウさんの織物)
あと、アートギャラリーで絵を買ってきた
右の蓮の絵は、この部屋に合っている気がしていた
左のお坊さんの絵は、明るいリビングの部屋に飾ることにした
どちらも額縁に入れて飾ると、すごく良くなる気がする
(ルアンパバーンで買った絵)
あと、いい写真が撮れているので
次回に壁紙サイズにして載せようと思う